2017年04月10日

[2538]JFLAの分析 その2

最近TLで話題のJFLAを試しに分析してみました。
簡単に拾えた2013~2016期の4期分からの分析になります。
全5部作になるうちの2作目です。

※私の誤解、知識不足で事実と異なることが書かれている可能性があります。ここに書いてある情報を鵜吞みにしないでください。

その1はこちらのリンクになります。

今回は収益性の分析を見ていきます。
まずはROICと調達コストの計算です。

 2013201420152016
運転資本9300M8950M9500M8500M
投下資本18100M17300M17700M17000M
営業利益-60M450M600M650M
ROIC
-
1.7%2.2%
2.5%
WACC
2.1%
2.2%2.5%
2.3%
spread
-
-0.5%-0.3%
0.2%

資本コストと収益がほぼ均衡しているので現時点では新たな価値創造は出来ていない可能性があります。
セグメント毎の分析で事業の価値は見ていきますが、その1に書いた収益価値よりは高くなるはずです。

※運転資本からは短期借入金を控除しています。
理由としては過年度からおそらく毎期借り換えしており(4半期のデータをまだ見てないので推測です。)、運転資金として使っていないと判断しました。一方、調達コストとしては効いてくるのでWACCには入れています。

次に、ROICを分解してみます。

 2013201420152016
税引き前ROIC-2.6%3.4%3.8%
営業利益率-0.2%1.7%2.4%2.7%
売上高成長率--0.7%-2.7%-2.4%
売上原価率73.1%73.2%72.5%71.6%
売上高販管費率27%25%25%26%
投下資本回転率1.40回1.45回1.38回1.41回
運転資本回転率2.72回2.80回2.57回2.81回
売上債権回転日数68687167
棚卸資産回転日数
62665851
仕入れ債務回転日数
31343325
CCC
991009693
有形固定資産回転率2.87回3.01回2.97回2.82回

直近3期で営業利益率が上昇しているのが分かります。
これは原価率が圧縮されていることが要因だと思います。生産実績、仕入れ実績の推移からも判断できそうです。
一方、売上高成長率は低迷していることから在庫が捌けているというよりは適正在庫になるように構造改革を進めているように感じます。有報の財務戦略にも書かれていますね。この辺りは後で行うバリュエーションのポイントになりそうです。

販管費率がフラットですが、人を減らしている(減ってしまっている?)ようです。早期割増退職金が前々期に計上されているのでこれは元役員の不正にかかるリストラだと思いますが、他年度は特別損失になっていないので通常の退職のようです。採用人数は調べていませんが従業員数は減少傾向にあります。前期の有報にある人材戦略を見ると、数を増やすことは考えていないようです。

以下の分析は業界平均、類似企業と比較した方が面白いと思うので、表を追加します。

 小売業平均卸業平均食料品製造業宝HDオエノンHD
運転資本回転率2.72回2.80回2.57回2.13回 3.96回
売上債権回転日数68687186 91
棚卸資産回転日数
62665880 36
仕入れ債務回転日数
31343325 30
有形固定資産回転率2.87回3.01回2.97回2.38回 4回


運転資本回転率はオエノンHDがダントツです。内訳で見ると棚卸資産回転日数が素晴らしいです。
在庫として滞留しないということなので、流通チャネルがいいのか、在庫管理が上手いのか、ほかの要因か。余力があったら調べます。宝HDは逆にパッとしない結果でした。キリン、アサヒも並べてみたいですね。

JFLAを見てみると全体的に業界平均並みでしょうか。ROICの計算で見た通りですね。

また長くなるので再び切ります。
ラベル:JFLA
posted by カモネギトレーダー at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業分析 | 更新情報をチェックする
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